原油価格や穀物価格の急騰を背景に物価が上昇し始めている。
歴史は繰り返すで、昭和48年から49年にかけてオイルショックがあり、今回のようにありとあらゆる物が上がった。
この当時は土地価格も田中角栄総理の日本列島改造論を背景に大きく上昇した。
その結果、国土利用計画法(略称は国土法)が土地価格を抑える目的で誕生した。
ただし、この時代は高度経済成長の末期でサラリーマンの給料も、物価上昇に連れて上がっていった。
その後昭和50年代に入り、経済は高度成長時代に別れを告げ、安定成長時代に突入したのである。
さて、今回の物価上昇、みなさんはどこまで続くとお考えだろうか?
これから述べるのは私の個人の私見であることを断っておきたい。
企業の多くが今後の景気判断を弱気でみているし、実体経済は縮んでゆくだろう。
そうなると企業収益は落ち込み、サラリーマンの給料は下がることになる。
今回の物価上昇は日本国だけの事情ではなく、世界的な広がりがあるので、発展途上国も辛い思いをすることになる。
わが国の税収は約53兆円であるが、国家予算は83兆円である。差額の30兆円の多くは赤字国債の発行で賄っている。
税収が下がっても、赤字国債の返還は続くので赤字国債の発行は止まることはない。
今の日本国の借金は地方公共団体の借金を含めると国民一人当たり1000万円を超えているだろう。
自転車操業の回転がいつまでも続くわけではない。
いまや日本は経済的には国家破産の状態であるが、表面化していないだけである。
私には今の経済状態も含めて日本の国が大きく揺れる嵐の前兆が牙を剥き出したように感じられてならない。
話が横にそれたので、戻すことにしよう。
何れ狂乱物価といわれるような時代が来るのはもうすぐそこまで来ていると考えている。どのように防衛すれば良いのかは個々にまかせるが、目の前にとてつもないような大きな嵐が来ていることは間違いないだろう。
一番気の毒なのは年金生活者である。
今後は年金額が増えるような要素は無く、同じものを食べていても買える量が減ってくる。餓死者や自殺者が出ないことを国民の1人として願うだけである。
私も含め今後の経済変動にどのように対処するのか?
今から考えていても早すぎることはない。